世界の中央銀行と視点を広げると、興味深い事実が見えてくる。世界経済の基軸通貨米ドルを司る米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の年収は、年間約20万3700ドル(1ドル=150円換算で約3000万円強)と規定されている。
意外にも、世界最強の金融権力者とされるパウエル議長の報酬は、日本の植田総裁とほぼ同等か、為替水準によっては下回る水準だ。米国では閣僚級公務員の給与上限が連邦法で固く定められていることが影響している。
一方で、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は年間約50万ユーロ(約8000万円前後)、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は年間約55万ポンド(1億円前後)を受け取っており、欧州勢の中央銀行トップは日本や米国よりもはるかに高額な報酬設定となっている。