では、具体的にどのような職種で時給1500円オーバーが頻出しているのだろうか。筆者が現場の雇用動向を追う中で、顕著な伸びを見せているのが物流・軽作業分野だ。EC需要の拡大と相まって、検品、梱包、ピッキングといった軽作業における人手確保は切実を極めており、未経験者を即戦力として迎えるために時給1500円台を標準提示する物流拠点が増加している。
さらに、コールセンターや大型商業施設のオープニングスタッフ、また早朝・夜間の店舗オペレーションなどでも高時給求人が目立つ。かつては「きつい・危険」といったイメージが先行しがちだった高給求人だが、現在は作業の自動化やマニュアルの洗練が進み、未経験からスタートしても初日から支障なくこなせる体制が構築されている。職場環境の快適化が、高時給と働きやすさの同居を実現しているのだ。