忙しさから耳鼻咽喉科に行けず、ドラッグストアで市販の鼻炎薬や鎮痛消炎薬で凌ごうとするケースは少なくありません。しかし、抗ヒスタミン成分を含む市販の鼻炎薬は鼻水を乾燥させて粘度を高め、かえって耳管を詰まらせるリスクがあります。
以下のような症状が現れた場合は、市販薬での対症療法を直ちに中止し、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください:
- 市販の痛み止めを飲んでも治まらない激しい耳の痛みや頭痛がある
- 耳だれ(膿や血液混じりの液体)が出てきた
- 会話が聞き取りにくいほどの難聴や、激しいめまいを伴う
- 38度以上の発熱が2日以上続いている
- 市販の蓄膿症改善薬を5日間服用しても耳の詰まり感が改善しない
自宅でできるケアとしては、「鼻をすする癖を絶対にやめること」「片方ずつ小刻みに優しくかむこと」が基本です。また、生理食塩水を用いた鼻うがい(鼻洗浄)は、副鼻腔内の膿を安全に洗い流し、耳管開口部の炎症を鎮める上で非常に有効なセルフケアとなります。