クロムハーツの神話性をさらに加速させたのは、世界的ポップカルチャーとの結びつきだ。とりわけヒップホップ界の頂点に立つラッパー、ドレイクとの関係は象徴的である。彼のアルバム『Certified Lover Boy』のリリース期には、特注のロールス・ロイスの内装から限定アパレルコレクションに至るまで大々的なコラボレーションを展開し、世界中のZ世代やファッショニスタを熱狂させた。
さらにNetflixで配信される世界的ヒットドラマやセレブリティのドキュメンタリー番組の劇中でも、主要キャストやトップアーティストがアイコニックなアイテムを着用する姿が日常的に映し出されている。SNSを通じて世界中へ瞬時に拡散されるビジュアルの数々が、国境や世代を超えた新たなファン層を絶え間なく生み出し、需要の過熱に拍車をかけている。