現代のアパレル産業において、ストライプとボーダーはシーズンを問わず売れ続ける定番中の定番だ。InstagramやWEARなどのソーシャルメディアを開けば、インフルエンサーたちによる多種多様なコーディネートがリアルタイムで発信されている。だが、情報が溢れる現代だからこそ、コーディネートの落とし穴に陥る人も少なくない。
SNSでよく見られる失敗例が、全身の柄同士の衝突だ。ストライプやボーダーは単体で強いグラフィック性を持つため、チェックや幾何学柄と無計画に合わせると視覚的なノイズを生んでしまう。失敗を避ける鉄則は「線の1色を拾う」こと。ボーダーのネイビーと同色のスラックスを合わせる、あるいはストライプのベースカラーと同系色のジャケットを羽織るだけで、全体の統一感が一気に高まる。
また、オーバーサイズ全盛の昨今、生地のハリ感も見逃せない要素だ。薄手のルーズなカットソーは体のラインを拾いやすくボーダーの歪みが強調されるが、しっかりと度詰めされたヘビーウェイトの生地なら、服そのものが立体的なシルエットをキープし、体型を美しくカバーしてくれる。