海に入る前に離岸流の発生箇所を特定できれば、事故に巻き込まれるリスクを未然に防ぐことができます。離岸流には特有の波の特徴と発生しやすい場所が存在します。
目視で見分けるための主なポイントは以下の3点です。
- 周囲と比べて白波が立っていない箇所:波は水深が浅い場所で崩れて白い泡(白波)を作ります。しかし、離岸流が発生している場所は海底が溝のように深くなっているため、波が割れずに海面が平穏に見えることがあります。「穏やかそうだから安全」に見えるエリアこそ、実は沖への激流であるケースが多いため注意が必要です。
- 海面がざわついており、濁りやゴミが沖へ伸びている:海底の砂を巻き上げて海水が茶色く濁っていたり、海藻や泡が一筋の帯状になって沖へ流れているラインは、まさに離岸流の流路です。
- 人工構造物の周辺やヘッドランド(突き出た岬):防波堤、突堤、消波ブロック(テトラポッド)、ヘッドランドの脇は、打ち寄せた波が集中して沖へ抜ける構造的な抜け道となりやすく、極めて強い離岸流が恒常的に発生します。