スプラトゥーンのイラスト人気が高まる一方で、ネット上には危険な誤解が蔓延しています。検索エンジンで「スプラトゥーン イラスト フリー素材」や「スプラトゥーン イラスト アイコン」と検索すると、非公式の配布サイトや無断転載画像がヒットすることがありますが、これらには深刻なコンプライアンス上の問題が存在します。
知っておくべき法的な境界線と任天堂の公式方針を整理します。
第一に、「公式が無料配布しているフリー素材」は原則として存在しません。任天堂が提供する公式壁紙やマイニンテンドーのギフト画像は、あくまで個人の私的使用(自身のPC・スマートフォン端末の壁紙など)に限定されており、SNSのプロフィールアイコンやヘッダー画像、Webサイトの装飾素材としての再配布・利用は許諾されていません。
第二に、任天堂が公表している『任天堂の著作物の利用に関するガイドライン』における二次創作の位置づけです。ファンが自ら描いたファンアートのSNS投稿は、非営利目的かつ適切な敬意を持った活動として広く容認されていますが、他人の描いたイラストを無断で「フリー素材」として二次配布したり、他人のファンアートを勝手にSNSのアイコンに設定する行為は、著作者(絵師)の複製権・公衆送信権の侵害に該当します。
「ネットで拾った可愛いイカの絵をLINEやXのアイコンにする」という行為は、たとえ悪気がなくともクリエイターに対する明確な権利侵害となり得るため、必ず自身で描いたイラストを使用するか、絵師本人が「フリーアイコン」として明確に利用規約を明記している一次配布元のルールに従う必要があります。