インターネット上の掲示板やSNSでは、初期作品のイメージから「演技が一本調子ではないか」という声が一部で見受けられた時期がありました。しかし、この評価には構造的な誤解が含まれています。
若手時代に出演していた少女漫画原作の実写化作品では、あえて感情の起伏を抑えた「完璧な王子様像」を忠実に体現することが求められていました。制作側の演出方針に合わせた役作りが、視聴者にクールで平坦な印象を与えていた側面が強いといえます。
事実、多重人格を扱った『愛してたって、秘密はある。』や、過酷なダークヒーローを演じた『DIVER』、そして繊細な会話劇『アイのない恋人たち』以降、業界内のキャスティング評価は「複雑な陰影を演じ分けられる実力派」へと完全にアップデートされています。