池上季実子の家系図を紐解くと、歌舞伎界屈指の名門である大和屋(坂東三津五郎家)とダイレクトにつながる驚くべき血筋が浮かび上がります。彼女は母方の血統を通じて、江戸歌舞伎の伝統を色濃く受け継ぐ名優たちと極めて近い親族関係にあります。
最も象徴的な存在が、母方の祖父である八代目坂東三津五郎です。舞踊坂東流の家元であり、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された昭和屈指の巨匠でした。池上季実子の母親である池上春枝(元女優・日本舞踊家)は、この八代目三津五郎の長女にあたります。
さらに、池上季実子にとっていとこ(従兄)にあたるのが、テレビドラマでも親しまれた十代目坂東三津五郎(旧名:五代目坂東八十助)です。二人は年齢がわずか3歳差ということもあり、幼少期から家族ぐるみの交流を持ち、互いの芸能活動を深く尊重し合う無二の同志でした。そして現在、大和屋の看板を背負って歌舞伎界の第一線で躍進を続ける二代目坂東巳之助は、池上季実子から見て「いとこの息子(従甥)」という間柄になります。