建物の解体がストップし、駅前の一等地に「巨大な空白」が生まれつつある事態に対し、地域コミュニティやファンの間では複雑な感情が渦巻いています。現場周辺の取材で見えてきたのは、期待と不安の入り混じった生の声です。
地元中野で長年飲食店を営む商店主は、表情を曇らせながらこう語ります。
「サンプラザで毎週末のように開催されていたコンサートやイベントが途絶えたことで、公演前後に訪れていた遠方からの客足が明らかに減りました。新ビルができるまでの一時的な辛抱だと思っていましたが、計画が延期になり『いつまでこの状態が続くのか』という不安が商店街全体に広がっています」
また、SNSやネットコミュニティ上でも「サンプラザがそのまま残っているのを見るのは嬉しい半面、ゴーストタウン化するのではないか」「新しいホールは本当に当初の熱気を再現できるのか」といった懸念の声が散見されます。サブカルチャーの聖地である「中野ブロードウェイ」と並ぶ中野の核が機能を停止している期間の経済的・文化的損失は、決して小さくありません。