「せっかくの誕生日だから、普段は作らない凝ったフランス料理風のごちそうを作ろう」「高級なディナーコースを予約しよう」と意気込む保護者は少なくありません。しかし、育児雑誌各社やライフスタイル研究所が実施したアンケート調査データを紐解くと、親の思いと子供の本音には明確なギャップが存在することが判明しています。
子供たちに「誕生日に一番食べたいメニュー」を尋ねた実態調査では、フレンチや手の込んだ創作料理を抑え、ハンバーグ、唐揚げ、ピザ、寿司、フライドポテトといった「日常の延長線上にある大好物」が全体の約78%を占めました。高級食材を使った手の込んだ料理よりも、「慣れ親しんだ味でお腹いっぱい食べられること」が最大の歓びにつながっているのです。
さらに注目すべきは、近年急速に支持を集めている「体験型ディナー」の存在です。自分で具材を巻く手巻き寿司や、テーブルの上で焼き上げるホットプレートピザ、具材を選べるタコライスなど、「食べるプロセスに自分が参加できる仕掛け」を用意したディナーが、子供の満足度スコアで最も高い数値を記録しています。