住宅設計およびインテリア心理学の観点から見ると、ふかし壁は「空間のノイズを消し去ることで視覚的ストレスを軽減する」優れた心理的効果を持っています。しかし、部屋の広さや家族のライフスタイルによっては、かえって生活動線を阻害する要因にもなり得ます。
【ふかし壁の施工を強くおすすめできる人】
- LDKの広さが16畳以上あり、視聴距離に十分なゆとりがある家庭:壁が100mm手前に出ても圧迫感を感じにくく、意匠性の高さを最大限に享受できます。
- 配線やコードの露出に対して強いストレスを感じる人:生活感を完全に排除し、洗練されたミニマリズムを追求できます。
- マンションのコンクリート躯体壁に壁掛けテレビを設置したい人:管理規約を遵守しながらスマートな壁掛けを実現する最善手となります。
【ふかし壁の施工を慎重に検討・見送るべき人】
- リビングの動線上にテレビ面があり、通路幅が900mm未満になる家庭:ふかし壁によって通行の邪魔になり、日常的なストレスや接触事故の原因になります。
- 頻繁にAV機器やゲーム機を買い替え・接続変更する人:配線ルートが壁内に固定されるため、機器の入れ替え作業に手間がかかる可能性があります。
- 将来的にリビングの模様替えや家具配置の変更を頻繁に行いたい人:壁掛け位置が固定されるため、空間のレイアウト変更に対する自由度は低下します。