ネット上の掲示板やSNS、知恵袋に寄せられる相談者の実体験を検証すると、同じ「タトゥー」であっても対応が分かれるケースが見受けられます。
美容クリニックで行われる「眉やリップのアートメイク」に関しては、近年、医療従事者による施術であれば一般のタトゥーとは区別し、無条件で引き受け対象とする保険会社が大幅に増加しました。これは施術環境の衛生水準が担保されていると判断されるためです。
一方、身体に入れたワンポイントタトゥーについては、対面窓口で「タトゥーがあります」と申告したところ即座に謝絶されたという声がある反面、告知項目に「刺青・タトゥー」の直接的な質問がないネット専用保険において、肝炎等の既往歴がないことを正しく申告して無事に成立したという事例も存在します。告知書に質問がない事項については自発的に申告する義務はないため、各商品の告知項目を正確に読み解くことが肝要です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
保険コンサルタントやファイナンシャルプランナーの視点から整理すると、タトゥーがある方の保険選びには明確な分岐点が存在します。
【通常の保険加入を積極的に検討してよい人】
・アートメイクのみを施術している人
・タトゥーを完全に除去し、皮膚疾患や感染症の兆候が一切ない人
・検討中の保険会社の告知書にタトゥーに関する質問項目がなく、健康診断結果(肝機能数値等)が良好な人
【引受基準緩和型などを慎重に選ぶべき人】
・広範囲にタトゥーがあり、一般的な生命保険の告知項目で該当してしまう人
・過去にタトゥーを理由として一般の医療保険・生命保険で審査落ちを経験した人
・「バレないだろう」と告知を隠して一般保険に入ろうとしている人(重大な違約リスクがあるため絶対に見直すべきです)