屋根裏でイタチ被害が発生した際、絶対にやってはならないのが「罠を設置して勝手に捕獲・処分すること」です。野生のイタチ科動物はすべて「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」によって厳格に守られています。
特に注意すべき盲点が以下の3点です。
- メスのニホンイタチ・チョウセンイタチは捕獲禁止:個体数保護のため、狩猟期間中であってもメスの捕獲は法律で固く禁じられています。素人が外見で雌雄を判別するのは極めて困難です。
- 無許可捕獲は刑事罰の対象:行政(自治体)への有害鳥獣捕獲申請と許可を得ずに罠を仕掛けると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるリスクがあります。
- オコジョは文化財保護法も関係:高山に生息するホンドオコジョは天然記念物指定地域も多く、いかなる理由があっても捕獲や干渉は許されません。
一般家庭で取り組むべき合法的かつ最も効果的な対策は、「捕獲」ではなく「追い出しと侵入経路の完全封鎖」です。イタチは嗅覚が非常に発達しているため、市販の木酢液、クレゾール石鹸液、カプサイシン系忌避剤を屋根裏に散布して追い出します。その後、換気口や瓦の隙間、配管まわりの隙間をパンチングメタルや金網(目合い1cm以下)で物理的に完全に塞ぎ切ることが唯一の根本解決策となります。