南海難波駅や大阪メトロ各線なんば駅から徒歩数分。路地裏に赤提灯が灯る「豚足のかどや」の店内は、昼夜を問わず熱気に満ちています。オープンは午前11時。昼呑みの聖地として名高く、開店と同時にカウンター席はあっという間に埋まります。
店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが巨大な寸胴鍋でグラグラと煮込まれる大量の豚足です。創業から受け継がれる下処理と長時間のボイルにより、豚特有の臭みは徹底的に取り除かれ、コラーゲンがゼラチン状に溶け出す極上の仕上がりを実現しています。厨房内では熟練の焼き手が炭火と対峙し、小気味よいテンポで串を返していく様子はまさに職人芸です。
昭和の大衆酒場の風情を色濃く残しながらも、提供スピードの速さと無駄のないオペレーションにより、長年通い詰める古参ファンから若年層、インバウンドの観光客までを惹きつけて離しません。