日本サッカーの歴史において、ボランチの完成度を語る上で欠かせないのが2010年南アフリカW杯から2014年ブラジルW杯期を支えた「遠藤保仁・長谷部誠」のコンビです。遠藤保仁の稀代のゲームメイク力と、キャプテンとして統率した長谷部誠の危機察知能力は、当時の代表を世界基準へと引き上げました。
これに対し、現代の遠藤航・守田英正コンビはどのような優位性を持つのでしょうか。最も顕著な違いは「単独でのボール奪取力とプレッシャー下でのプレー強度」にあります。現代サッカーではトランジションの速度が極限まで上がっており、ボランチには配球力だけでなく、プレミアリーグや欧州CL基準のデュエル強度が義務付けられます。
遠藤航がプレミアリーグで培った対人ブロックと、守田英正がポルトガル王者の一角として磨いたポジショナルプレーの融合は、歴代のどのコンビと比較しても世界トップクラスの強度を誇ります。「歴代最強」の称号にふさわしい総合値を持つと同時に、現在の新星たちがその基準をさらに押し上げようとしています。