これまでの「年1回のワクチン接種時の簡易チェック」から、8歳以降は「年2回(半年に1回)の定期健康診断」へとシフトすることが推奨される。猫の半年間は人間にとっての約2年分に相当するため、1年間放置すると人間の4年分病状が進んでしまう計算になるからだ。
動物病院のシニア猫検診で受けておきたい具体的な検査項目は以下の通りだ。
- 血液検査(生化学・SDMA検査):従来のクレアチニン数値よりも早期に腎機能低下を発見できる「SDMA検査」は、シニア期の必須項目。肝酵素や血糖値、電解質バランスも確認する。
- 尿検査(尿比重・尿タンパク・尿沈渣):腎臓の機能状態や尿路結石の有無を把握する。採尿は自宅で行って持参することも可能。
- 血圧測定:高齢猫に多い高血圧症は、失明や脳血管障害、腎障害の悪化を引き起こすため、定期測定が重要視されている。
- レントゲン・超音波(エコー)検査:外から触れない胸部・腹部臓器(心臓、腎臓、消化管)の形態変化や腫瘍の早期発見に役立つ。