オッドアイとは?左右の瞳が違う原因・発生確率と健康への影響を徹底解明

オッドアイとは?左右の瞳が違う原因・発生確率と健康への影響を徹底解明

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日常会話やメディアで親しまれている「オッドアイ」という呼び名は、英語の「odd eyes(不揃いな目・奇妙な目)」に由来する通称です。医学および生物学における正式な傷病名・状態名は「虹彩異色症(ヘテロクロミア・イリディス:Heterochromia iridis)」と呼ばれます。

瞳の色を決定づけているのは、眼球の角膜と水晶体の間にある薄い膜「虹彩(こうさい)」に存在するメラニン色素の量です。光の量を調節する絞りの役割を果たす虹彩において、メラニン色素が極めて多ければ黒色や濃い褐色(ダークブラウン)になり、適度であればハシバミ色(ヘーゼル)や琥珀色(アンバー)、少なければ緑色(グリーン)、ほとんど存在しなければ光の散乱(レイリー散乱)によって青色(ブルー)に見えるという光学的な仕組みになっています。

虹彩異色症は、このメラニン色素の生成・沈着プロセスが左右の眼球で非対称になることで発生します。臨床分類としては、左右の瞳の色が完全に異なる「完全虹彩異色症(コンプリート・ヘテロクロミア)」、1つの瞳の中で扇状に異なる色が混在する「部分虹彩異色症(セクター・ヘテロクロミア)」、瞳孔の周りだけが別の色でリング状に囲まれる「中心性虹彩異色症(セントラル・ヘテロクロミア)」の3タイプに大別されます。一般的にオッドアイと呼ばれるケースの多くは、この完全虹彩異色症を指しています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。