近年のドームおよびアリーナツアーでは、舞台演出の一環として無線遠隔制御(FrexFx / 無線コントロールシステム)を組み込んだペンライトが主流となっています。このシステムは、会場内の音響卓・照明卓から赤外線や電波信号を一斉送信し、客席のペンライトの発光色や点滅タイミング、明暗のフェードを曲のテンポに合わせて完全制御する技術です。
過去の特番インタビューやライブメイキング映像において、演出を手掛けるメンバー自身が「客席の光が揃った瞬間に生まれる圧倒的なスケール感」について熱く語っている通り、客席はもはや単なる鑑賞者ではなく「演出装置の一部」として組み込まれています。バラード曲で会場全体が息を呑むような白一色に染まり、アップテンポなダンスナンバーではスタンド席ごとに波打つウェーブが表現されるなど、個人操作では不可能な高度な光のエンターテインメントが展開されます。
無線制御モードが作動している最中は、手元のスイッチを押しても個人の希望色には切り替わりません。公演前の「制御信号の受信待機状態」や、終演後の「自由点灯タイム(アンコール後など)」になって初めて手動でのメンバーカラー切り替えが可能となる設計が一般的です。