検索エンジンでゴルフ場名を調べると、なぜか「閉鎖の噂」という不穏な関連語句が表示されることがあります。これから予約を検討しているゴルファーにとっては、「本当に現在も営業しているのか」「コース管理が放棄されているのではないか」と不安を覚える要素でしょう。
編集部が現地調査および登記・運営実態の追跡取材を行ったところ、「閉鎖の噂」は完全なデマであり、現在も極めて精力的に営業を継続していることが判明しました。では、なぜこのような風評が生まれたのでしょうか。そこには3つの構造的な背景が存在します。
第1に、バブル期(1989年)に開場した高級接待コース共通の歴史として、過去に運営母体の再編や民事再生などの法的手続きを経た経緯があります。ゴルフ業界全体が再編期に入った際の情報が、ネット掲示板などで尾ひれをつけて語り継がれたことが発端です。
第2に、近隣地域におけるゴルフ場の太陽光発電施設(メガソーラー)転用ニュースとの混同です。ゴルフ場再編の中で閉鎖された別クラブの情報と、ピート・ダイの超難関コースという強い固有名詞がネット上で結びついてしまったパターンです。
第3に、スコアを大きく崩したゴルファーが「あんな恐ろしいコースはもう二度と営業してほしくない」と半ば自虐的にSNSへ投稿したジョークが、言葉の独り歩きを引き起こした側面も見逃せません。
実際には、倶楽部側は公式YouTubeチャンネルにおいて4Kカメラ搭載ドローンによる空撮映像を公開するなど、コースの雄大な美しさと戦略性を発信する積極的なプロモーションを展開しています。ベントワングリーンの仕上がりやフェアウェイの芝付きも良好に保たれており、閉鎖どころか「一生に一度は挑むべき挑戦の舞台」として確固たる地位を維持しています。