いきなりステーキ出雲斐川町店の閉店理由と跡地を追う!島根撤退の真相

いきなりステーキ出雲斐川町店の閉店理由と跡地を追う!島根撤退の真相

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地元ファンの間で「あまりにも早すぎる」と惜しまれつつ幕を閉じた、いきなり!ステーキ出雲斐川町店の閉店理由。その引き金を引いたのは、単なる出雲斐川町店の局所的な売上不振にとどまらず、運営元であるペッパーフードサービスが直面した全国規模の経営危機でした。

2018年当時、同チェーンは年間200店舗規模という異例のハイペースで出店を加速させていました。しかし、自社店舗同士の顧客の奪い合い(カニバリゼーション)が全国で頻発し、2019年春以降は既存店売上高が前年比で急落します。公式決算資料を振り返ると、同社は2019年12月期に巨額の営業赤字・最終赤字へと転落。生き残りをかけた抜本的な構造改革として、全国44店舗の一斉閉鎖計画が打ち出されました。

出雲斐川町店はその「第1弾の撤退リスト」に組み込まれていました。オープン当初の祝祭的な熱気が落ち着いた後、平日昼夜の集客スピードが本部の想定ラインを割り込んだ結果、全社的な不採算店整理のメスが地方ロードサイド店舗に容赦なく入った形です。「繁盛しているように見えたのに」という地元客の受け止めとは裏腹に、本部の財務的な体力低下が早期撤退という冷酷な決断を余儀なくさせました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。