糸島「まむしの湯」なぜその名に?弘法大師伝説と閉館の噂・最新事情

糸島「まむしの湯」なぜその名に?弘法大師伝説と閉館の噂・最新事情

糸島「まむしの湯」なぜその名に?弘法大師伝説と閉館の噂・最新事情について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

福岡県糸島市二丈吉井に湧くこの湯は、ただ歴史があるだけではありません。温泉通の間で高く評価されているのが、九州屈指の含有量を誇る天然ラドン温泉(単純弱放射能冷鉱泉)としての実力です。

ラドン温泉は、浴用によって微量の放射能が皮膚や呼吸器から吸収され、人体の細胞を刺激する「ホルミシス効果」が期待できます。血流改善や新陳代謝の促進、自律神経の調整に役立つとされ、慢性的な神経痛や五十肩、冷え性、疲労回復に優れた効能を発揮します。湯上がり後の保温効果が非常に長く持続するため、「冬場でも湯冷めしにくい」と評判です。

また、施設を語る上で欠かせないのが「神水(しんすい)」と呼ばれる清らかな地下水です。弘法大師の霊泉伝説を受け継ぐこの水は、極めて粒子が細かくミネラルが豊富に含まれているとされ、敷地内の水汲み場でポリタンクやペットボトルを持参して持ち帰る利用者が後を絶ちません。

持ち帰った神水でお茶やコーヒーを淹れたり、炊飯に利用したりすると「驚くほどまろやかになる」と地元で親しまれており、入浴と合わせて水を汲んで帰るのが定番のルーティンとなっています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。