漆黒のサングラスとビルのような体躯、無口で威圧感に満ちた佇まいから、裏社会の人間にも恐れられる海坊主。しかし、彼の本名が「伊集院隼人(いじゅういん はやと)」という貴公子然とした流麗な響きを持つことは、作品ファンにはおなじみのギャップ要素です。
作中において、彼がこの本名で呼ばれることは滅多にありません。冴羽獠からは容姿そのままに「海坊主」あるいは「タコ坊主」と揶揄交じりに呼ばれ、パートナーの美樹や裏社会のクライアントからは海坊主のコードネーム「ファルコン」と呼ばれています。本人は「伊集院隼人」という名前に気恥ずかしさを抱いており、本名を口にされると途端に狼狽し、顔を真っ赤にして照れるという純情な一面を見せます。
戦闘スタイルは、冴羽獠の精密射撃やアジリティに対比される「絶対的な重火力」と「周到なトラップ技術」です。主武装には愛用武器のバズーカ(M20スーパー・バズーカ等)をはじめ、M60機関銃、大型リボルバー「S&W M29」といった破壊力抜群のミリタリーギアを迷いなく投入。その豪快な戦術とは裏腹に、戦場にワイヤーや爆弾を張り巡らせるトラップ設営の技術は超一流であり、単なる筋肉質の武闘派ではなく、卓越した軍略家・トラッパーとしての知性を兼ね備えています。