大病院特有の「3時間待ちの3分診療」という悪夢は、事前の立ち回り次第で十分に回避できる。現在の診療受付体制では、初診・再診を問わず「事前予約」の有無が滞在時間を決定づける最大の分岐点となっている。
予約外での当日受診は、受取枠が極めて限定的だ。緊急性を要しない場合、受付開始直後の午前8時台に並んでも、実際の診察が昼過ぎまでずれ込むケースが珍しくない。これに対し、紹介状を持参した上でかかりつけ医を通じて事前予約を確保しておけば、指定時間枠に合わせたスムーズな呼び出しが受けられる。
さらに待ち時間を短縮する裏ワザとして現場スタッフが口を揃えるのが、オンライン事前問診の徹底活用だ。来院前にスマートフォンから症状や既往歴を入力しておくことで、窓口での書類記入や問診確認の手間が大幅にカットされる。朝一番の混雑ピークである9時前後を避け、10時半以降の予約枠を狙うのも滞在時間を最小限に抑える実践的な知恵といえる。