ファンの間で今も驚きをもって語られる事実の一つが、劇中で仲間として共演していたスイカ頭とテンテンは「実の兄妹」という点です。
兄であるスイカ頭役の劉至翰(1975年生まれ)と、妹であるテンテン役の劉致妤(1978年生まれ)の実父は、台湾映画界の伝説的二枚目スターである劉尚謙(リウ・シャンチェン)です。芸能界のサラブレッドとして育った2人は、幼少期から卓越した演技力と度胸を兼ね備えていました。
『幽幻道士』の撮影現場は、ワイヤーアクションや本物の火薬を多用する危険な現場でした。台湾メディアの特番取材において劉致妤は、「幼い頃の撮影現場では、いつも兄が現場の危険から守ってくれていた」と当時を振り返っています。劇中で見せたスイカ頭のテンテンに対する深い愛情と庇護欲は、演技の枠を超えた「本物の兄妹関係」から自然に滲み出ていたリアリティだったといえます。
成人後も2人の仲の良さは有名で、台湾のバラエティ番組に揃ってゲスト出演した際には、互いの私生活や過去の恋愛話をユーモアたっぷりに暴露し合うなど、理想的な兄妹関係を築いています。