SNSやネット掲示板では、ゼリーフライに関して時に極端な言説が散見されます。実態とのギャップを正しく認識しておく必要があります。
まず散見されるのが「おからが原料だからいくら食べても太らないスーパーダイエット食」という過度な期待です。確かに、食物繊維が豊富でパン粉を使わないため通常コロッケよりヘルシーですが、油で揚げる工程とウスターソースの糖分・塩分は確実に存在します。2個、3個と食べ進めれば当然カロリーは蓄積します。「おやつ感覚で軽く食べられるが、栄養価はしっかりある惣菜」として捉えるのが健全です。
もう一つの盲点は、家庭で再現しようとした際に高確率で起きる「油の中での空中分解事故」です。クックパッドなどのレシピサイトを見て挑戦したものの、「揚げている最中にタネがバラバラに散って油が台無しになった」という失敗談が後を絶ちません。これはおからの水分調整とつなぎの配分が原因です。
家庭で失敗しない簡単レシピの要点は、「じゃがいもとおからの比率を6:4〜5:5にし、じゃがいもが温かいうちによく練り上げること」です。おからのパサつきが強い場合は、少量の片栗粉(大さじ1程度)を加え、空気を抜くように小判型へしっかり押し固めてから、油の温度を下げないよう少量ずつ揚げるのが現場のプロ直伝のコツです。