広陵高校野球部の歴史は、日本の高校野球史そのものと言っても過言ではありません。春の選抜高校野球大会(センバツ)では1926年の初優勝をはじめ、1991年、そして2003年と計3度の全国制覇を達成しています。特に「春の広陵」と称される所以は、冬場の徹底した基礎練習と緻密な走塁・守備の連携が、春先の完成度の高さとして如実にグラウンドへ現れる点にあります。
一方、夏の全国高校野球選手権大会では、1927年、1967年、2007年、2017年と4度の準優勝を記録しています。深紅の大優勝旗にはあと一歩届いていないものの、決勝まで勝ち上がる地力とトーナメントを勝ち抜く総合力は全国トップクラスです。過去の主要な甲子園戦績と特筆すべきデータを整理した一覧が以下の通りです。
とりわけ2007年夏の決勝(佐賀北戦)で見せた激闘や、2017年の快進撃は、高校野球ファンの記憶に今なお鮮烈に残っています。勝ち負けのスコアを超えて、広陵の野球がなぜこれほど人を惹きつけるのか、その背景には独自の指導哲学が存在します。