「生クリーム=お菓子」という固定観念を外すと、毎日の夕食作りにおける万能調味料へと姿を変えます。乳脂肪が持つ豊かなコクとマスキング効果(肉や魚の臭みを抑える働き)を活かした、失敗知らずのメイン料理アイデアを紹介します。
筆頭に挙げられるのがフライパンひとつで作る簡単トマトクリームパスタです。市販のトマト缶(またはトマトソースパスタ用レトルト)に生クリームを50〜100ml加えるだけで、酸味がまろやかに中和され、本格イタリアンレストランのような濃厚なコクが生まれます。具材にツナや冷凍エビ、ベーコンを合わせれば、10分足らずで豪華なディナーが完成します。
さらに、肌寒い季節に重宝するのが生クリームを使った濃厚ポタージュスープです。加熱して潰したカボチャやジャガイモ、炒めた玉ねぎにコンソメと水を加えて煮立て、仕上げに生クリームを50〜80ml回し入れます。沸騰させないよう弱火で温めることで、なめらかな口当たりと豊かな香りが引き立ちます。大さじ1杯程度残った端数であれば、市販のインスタントポタージュやカップスープにちょい足しするだけでも、驚くほどリッチな仕上がりに化けます。