干し方を少し工夫するだけで、Tシャツが乾く速度は格段に上がる。なかでも高い効果を発揮するのが、洗濯物の配置を工夫する「アーチ干し」と呼ばれるレイアウトだ。
ピンチハンガーや物干し竿を使う際、両端に長袖のパーカーやロングパンツなどの丈の長い衣類を配置し、中央に向かって丈の短いTシャツや下着類を吊るしていく。こうすることで、洗濯物の下にアーチ状の空間が生まれ、上昇気流が発生しやすくなる。空気は温まると上へ移動し、下からの空気を引き込む性質を持つ。中央のスペースを意図的に空けることで、湿った空気がスムーズに逃げていき、結果としてTシャツ全体の乾燥時間を20%以上短縮できることが実験でも立証されている。ハンガー自体も細い針金タイプではなく、肩部分に厚みのある幅広ハンガーを選ぶことで、Tシャツの前身頃と後身頃の間に隙間ができ、風通りが劇的に改善される。