なぜ、がん闘病において「激やせ」が生じるのか。医療ヘルスケア業界の最新知見によれば、悪性腫瘍に伴う体重減少は単なる食欲不振にとどまらない。「がん悪液質(カヘキシア)」と呼ばれる全身的な代謝異常が関与していることが明らかになっている。
国立がん研究センターが公開している臨床データや知見でも、がん患者の多くが経験する筋肉量の低下や体脂肪の減少は、進行度に関わらず早期から生じ得ることが示されている。芸能人のように不規則な生活や激務に晒される環境では、ストレス性の消化器疾患や急激なダイエットによる体型変化も考えられるが、数ヶ月で10キロ近い激やせが見られる場合は、体内での炎症反応や代謝変化を疑うのが医療的アプローチの常識だ。