赤ちゃんが夜通し寝るのはいつから?月齢別の目安と朝まで眠る新常識

赤ちゃんが夜通し寝るのはいつから?月齢別の目安と朝まで眠る新常識

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多くの親が思い描く「夜通し寝る」状態とは、大人が就寝してから起床するまでの7〜8時間、一度も起きずに眠り続ける姿かもしれません。しかし、小児睡眠医学における「夜通し寝(Sleeping through the night)」の標準的な定義は、夜間に連続して5時間から6時間以上覚醒せずに眠ることを指します。この定義を知るだけでも、肩の荷が下りる保護者は少なくありません。

生まれたばかりの新米赤ちゃんは、昼夜を区別する体内時計が未熟であり、一度に飲める母乳やミルクの量もわずかです。そのため生後0〜1ヶ月頃は1〜3時間おきに覚醒と授乳を繰り返します。しかし、成長に伴って肝臓に蓄えられるグリコーゲン量が増え、胃の容量が大きくなる生後3ヶ月以降になると、低血糖を起こさずに長時間の絶食に耐えられる身体的な土台が整ってきます。

一般的に、まとまった夜間睡眠の兆候が現れやすい月齢ごとの発達段階と睡眠時間の推移を整理しました。

月齢ステージ総睡眠時間/夜間最長睡眠夜通し寝(5h以上)の割合編集部の見解・発達ポイント生後0〜1ヶ月
(新生児期)16〜18時間
最長2〜3時間程度約10%未満昼夜の区別はなく、頻回の授乳が必要。この時期の連続睡眠不足は生理的に不可避。生後2〜3ヶ月
(リズム萌芽期)14〜16時間
最長4〜6時間程度約30〜40%メラトニンの分泌が微量ながら開始。夜間に長く眠る日が出始めるが、まだ波が大きい。生後4〜6ヶ月
(確立期)13〜15時間
最長6〜8時間程度約60〜70%生後3ヶ月〜6ヶ月の睡眠時間目安が安定。半数以上が5時間以上の連続睡眠を達成。生後7〜9ヶ月
(自律移行期)12〜14時間
最長8〜10時間程度約75〜80%離乳食が2〜3回食になり夜間空腹が減少。一方で後追い・分離不安による夜泣きも併発。生後10〜12ヶ月以上
(生活リズム完成期)11〜13時間
最長10〜11時間程度約85%以上夜間断乳が完了していれば朝まで起きないケースが大半。体力向上に伴い昼寝調整が必要。

調査研究データによると、赤ちゃんがまとまって寝る時期として最も顕著な転換点を迎えるのは「生後3ヶ月から6ヶ月の間」です。この頃に体重が6〜7kgを超え、1回に飲める哺乳量が増えることで、空腹による覚醒が物理的に減少していきます。

山田 真由
著者

山田 真由

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