こうしたトラブルの深刻化を受け、ウユニ市およびボリビア環境省は、塩湖の環境保全と観光客の安全確保を目的とした厳格なルール整備を進めました。これが「立ち入り禁止令が出た」と誤認された直接のきっかけです。
現在適用されている主な規制内容は以下の通りです。
第一に、一定以上の水深があるエリアへの車両乗り入れ禁止です。塩湖の再生力を守るため、環境保護区域に指定された浅瀬以外の深水エリアへの無許可進入は厳重に取り締まられています。第二に、無資格ガイドや未登録車両によるツアー運行の排除です。過去には日本人旅行者同士がグループを組み、安価な非公認ドライバーをチャーターして危険な水域へ突入するケースが散見されましたが、現在は厳しい検問が敷かれています。
これらは特定の国籍を標的にしたものではなく、持続可能な観光地管理のための普遍的なルールですが、水鏡を熱狂的に追い求めていた日本人旅行者にとっては「事実上の行動制限」と受け止められ、歪んだ形で噂が定着してしまったとみられます。