「てしごとや」の看板を支える料理群の中で、訪れた客のほぼ100%が注文するのが「お造りの盛り合わせ」です。豊洲市場をはじめ各地の漁港から直接届く鮮魚は、単に新鮮なだけでなく、魚種ごとに最適な熟成や締め方が施されています。白身魚の繊細な甘み、脂の乗った青魚の香りを引き立てる丁寧な包丁さばきは、一般的な大衆酒場とは一線を画すクオリティです。
もう一つの代名詞が、注文を受けてからじっくりと炊き上げる「季節の土鍋ご飯」。鮭といくら、鯛、旬の山菜や根菜など、時期ごとの贅沢な具材と出汁の旨みが米一粒一粒に染み渡り、蓋を開けた瞬間に立ち上る湯気と香りは食事のクライマックスを華やかに彩ります。
そして、これら極上の和食を受け止めるのが圧巻の日本酒セレクトです。「獺祭」や「黒龍」といった定番の名酒はもちろん、「新政」「十四代」「而今」などの入手困難なプレミヤム銘柄、さらには若手蔵元が醸す新進気鋭の無濾過生原酒まで、日本酒好きを唸らせるボトルが隙間なく揃えられています。スタッフの知識も豊富で、「この刺身に合う辛口を」「脂の乗った焼き魚に寄り添う芳醇な一杯を」と相談すれば、的確なペアリングを提案してくれる点も満足度を高めています。