笹と竹の違いは皮と葉脈にあり!見分け方と七夕・パンダの真相解明

笹と竹の違いは皮と葉脈にあり!見分け方と七夕・パンダの真相解明

笹と竹の違いは皮と葉脈にあり!見分け方と七夕・パンダの真相解明の主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

道端や庭先で見かける緑の茎を見て、「背が高いから竹、低いから笹だろう」と直感で判断していないでしょうか。実は、背丈の大小だけで両者を区別するのは植物学的に誤りです。草丈が数メートルに達する大型の笹が存在する一方で、わずか数十センチメートル程度にとどまる小型の竹も存在します。植物園の研究員や森林総合研究所の資料が示す、両者を見分ける絶対的な鑑別ポイントは次の3点に集約されます。

第一の決定打が、茎を包む「稈鞘(かんしょう)」、いわゆる竹の皮が落ちる理由とその有無です。タケノコがぐんぐん伸びて成木になる過程で、節と節の間(節間)の細胞分裂と伸長が終わると、茎と皮を繋いでいた組織に離層が形成されます。竹の場合、成長とともにこの皮が自然にポロポロと剥がれ落ち、ツルツルとした美しい緑色の幹(稈)が露出します。対照的に、笹は茎が成長しきった後も稈鞘が脱落せず、枯れて茶色に変色してもなお茎にぴったりと張り付き続けます。幹にカサカサした皮が残っていれば笹、綺麗な緑肌をむき出しにしていれば竹、という観察眼が最も確実な見分け方です。

第二のポイントは笹と竹の葉脈の違いです。葉を一枚ちぎって明るい空や光に透かして見ると、内部を走る葉脈のパターンがまるで異なります。竹の葉脈は、縦方向にスーッと規則正しく走る「平行脈」のみが目立ち、横方向の筋はほとんど視認できません。これに対して笹の葉は、縦の平行脈をつなぐように横方向の細かな葉脈が規則正しく交差しており、精緻な「格子脈(網目状)」を描いています。光にかざすだけで、専門知識がなくともわずか数秒で識別が可能です。

さらに見落とせない第三の鑑別点が節から生える枝の数です。幹の節(ふし)に目を向けると、竹は1つの節から原則として2本の太い枝が対になって伸びます。一方、笹は1つの節から3本以上(多くは4〜5本以上)の枝が放射状・扇状に群がり生える特徴を持ちます。遠目には区別がつかない茂みであっても、「皮の脱落」「光に透かした葉脈」「節からの枝数」という3つの証拠を照合すれば、目の前の植物がどちらであるか完全に特定できます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。