総合プロデューサーである秋元康や、所属レーベルであるソニー・ミュージックレーベルズにとっても、橋本奈々未という存在は特別であった。ショートカットがトレードマークのクールなヴィジュアルと、内面に秘めた知的で冷静な眼差しは、従来のアイドル像に革命をもたらした。
女性アイドルグループの歴史において、王道アイドルとは一線を画す「個の自立」を体現した稀有な存在。秋元康が手掛けた数々の名曲の中でも、『サヨナラの意味』における彼女のセンターとしてのパフォーマンスは、グループの品格を一段上のステージへと押し上げた象徴的瞬間として称賛され続けている。