信者の日常生活を特徴づけているのが、1833年にジョセフ・スミスが受けたとされる健康律法「知恵の言葉(Word of Wisdom)」です。身体を「神から与えられた聖い宮」と捉え、有害あるいは依存性のある物質の摂取を避けることが命じられています。
具体的に禁止されている代表例は以下の通りです。
- コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶:茶葉(チャノキ)から抽出された熱い飲み物が禁止対象。麦茶、ハーブティー、ほうじ茶(茶葉を含まない穀物茶)、ルイボスティーなどは許容。
- アルコール類全般:ビール、ワイン、日本酒、ウイスキーなど一切の飲酒禁止。料理の風味付けで熱処理されアルコールが飛んでいる場合でも慎重に避ける信者が多い。
- タバコ・違法薬物:喫煙や嗜好用薬物は全面的に禁止。
- カフェイン入り清涼飲料水:コーラなどの炭酸飲料については教義上明文で禁止されておらず、個人の良心と判断に委ねられている(2012年に教会広報が公式見解を公表)。
また、芸能界や政財界にも信者・元信者が存在することが知られています。日本国内では、タレントの斉藤由貴さんが熱心な信者家庭で育ったことを自著やインタビューで明かしているほか、外国人タレントとして一時代を築いたケント・ギルバートさんやケント・デリカットさんも教会メンバーとして著名です。アメリカ政界では、上院議員のミット・ロムニー氏が代表格として知られています。