「燃料代を浮かせたい」という理由だけで混合ガソリンの自作を選ぶのは、必ずしも万人にとっての正解ではありません。自身の使用頻度や機械の運用規模に合わせて、自作と市販品のどちらを採用すべきか冷静に見極める必要があります。
【自作調合を選択すべき人】
- 農業・造園・林業など、日常的あるいは定期的に機器を稼働させ、月数リットル以上の燃料を確実に消費する人。
- 複数台の機械を所有し、25:1と50:1の燃料を計画的に使い分けられる環境にある人。
- 調合の手間を惜しまず、専用タンクや携行缶のメンテナンスを怠らない人。
【市販の混合燃料(缶入り)を選ぶべき人】
- 自宅の庭やあぜ道の草刈りで、年に数回、合計1〜2時間程度しか作業しないサンデーユーザー。
- ガソリン携行缶を所持しておらず、ガソリンスタンドへの買い出しや計量の手間を省きたい人。
- 長期保管による燃料劣化やキャブレターの目詰まりトラブルを根本から排除したい人。
ホームセンター等で販売されている缶入りの既製混合ガソリンは、リッターあたりの単価こそ自作品の数倍しますが、特殊な劣化防止剤(酸化防止剤)が添加されており、未開封で2〜3年、開封後でも約1年の保存が効く製品が主流です。年に1回しか作業しないユーザーがガソリンとオイルを別々に購入し、劣化させて廃棄するコストや修理代を考慮すれば、最初から市販混合油を選ぶほうが結果として圧倒的に経済的で安全です。