神奈川県三浦半島の北西部に位置するこの地は、明治時代から政財界人や文化人に愛される保養地として発展してきた。その象徴とも言えるのが葉山御用邸だ。現在も宮内庁によって大切に維持・管理されるこの邸宅は、かつて昭和天皇が幼少期から静養に訪れ、相模湾の豊富な海洋生物の研究に熱中されたゆかりの地としても深く知られている。
また、作家であり元東京都知事の石原慎太郎をはじめ、多くの文人や芸術家がこの地に居を構え、創作の着想を得るために滞在した。歴史と文化が重なり合う豊かな風土は、現代の落ち着いた街並みにも確かな品格として漂っている。