最も深刻な差別用語の温床となっているのが、匿名性の高いSNSプラットフォームだ。特にX(旧Twitter)では、特定の政治的イベントや事件が発生するたびに、差別的なハッシュタグや暴言がトレンドに浮上する事態が相次いでいる。
プラットフォーム事業者は、自動モデレーションやAIフィルターを導入してヘイトコンテンツの検出を行っているが、隠語や伏字、スラング化された変形用語の網羅には限界がある。投稿が削除されてもアカウントを再作成して攻撃を繰り返す「モグラ叩き」状態が続いており、アルゴリズムの透明性確保や悪質ユーザーへの厳しい対処が改めて問われている。