現在、最も高い支持を集めているデザインの筆頭が、髪の毛のように極細の針を用いて細部まで精巧に描き出すファインライン・タトゥーだ。従来のタトゥーが持っていた太く力強い輪郭線とは一線を画し、まるで鉛筆でスケッチしたかのような繊細さと柔らかい質感が特徴である。
モチーフの傾向としては、余分な要素を排除したミニマリズムが圧倒的優位に立つ。極小の月、一筋の光、シンプルな幾何学線、あるいは一輪の花といったデザインは、見る者に品格とスマートな印象を与える。さらに、自分自身への誓いや大切な言葉を刻むレタリングタトゥーも不動の人気を誇る。流れるような手書き風の筆記体や極小のタイプライター風フォントで刻まれた文字は、他人に主張するためではなく、自らのアイデンティティを再確認するお守りのような役割を果たしている。