物語の原点は、聖光学院高等学校時代にさかのぼる。同じクラスで出会った鈴木康博との出会いが、すべての始まりだった。ふたりは意気投合し、やがて学園祭などでフォークソングを演奏し始める。当時はまだ趣味の延長に過ぎなかったが、互いの才能を高め合う最高のパートナーシップがここに芽生えた。
大学進学後も音楽活動を継続し、やがて伝説のバンド「オフコース」を形成していく。当時の音楽業界では、フォークからロック、ニューミュージックへの過渡期を迎えていた。彼らは洗練されたコーラスワークと都会的なサウンドで、それまでの泥臭いフォーク像を次々と打ち破っていく。小田和正と鈴木康博という二大才能の衝突と融合が、唯一無二のグループ像を作り上げたのだ。