Q1:風邪の咳と肺がんの咳は、音や出方でハッキリと聞き分けられますか?
A1:明確に音だけで自己判別することは困難ですが、傾向として違いはあります。風邪の咳は喉の痛みや鼻水を伴い「ゴホゴホ」と湿った咳から始まり徐々に軽快しますが、肺がん初期の咳は「コンコン」という乾いた空咳が多く、喉ではなく胸の奥から突き上げるような感覚を伴います。何より「2週間以上治まらず悪化していく」という時間軸が最大の判別指標です。
Q2:人間ドックの胸部X線検査で「異常なし」と言われていれば安心ですか?
A2:残念ながら完全には安心できません。単純X線写真は心臓や血管、肋骨、横隔膜と重なる部位が死角になり、約1〜2cm以下の微小がんや淡い肺腺がんを見逃すリスクが指摘されています。特に喫煙歴のある方や気になる症状がある方は、死角のない「胸部低線量CT検査」を追加受診することをおすすめします。
Q3:痰に少しだけピンク色の泡や茶色い筋が混ざっていました。一度きりなら放置しても良いですか?
A3:一度きりであっても放置は禁物です。激しい咳で喉の毛細血管が切れた可能性もありますが、気管支の内側にできた腫瘍からの出血であるリスクを否定できません。ティッシュに痰を採取して写真を撮るなど記録を残し、速やかに呼吸器内科で医師の診察を受けてください。
Q4:肺がんのセルフチェックで背中が痛む場合、どのような痛み方をしますか?
A4:肺がんによる背中の痛みは、一般的な筋肉痛や肩こりと異なり、「姿勢を変えたり揉んだりしても痛みが和らがない」「深呼吸や咳き込んだ瞬間にズキンと響く」「夜間にジクジクと痛んで眠れない」といった特徴があります。腫瘍が胸膜や肋間神経、あるいは骨へ浸潤・転移しているサインの可能性があるため、整形外科で原因不明と言われた場合は肺の検査を行ってください。