現代の70代俳優たちの活躍を語る上で欠かせないのが、彼らと共に昭和・平成・令和の映像文化を切り拓き、惜しまれつつこの世を去った名バイプレイヤーたちの存在です。
大杉漣さん(享年66)や志賀廣太郎さん(享年71)、綿引勝彦さん(享年75)といった名優たちは、決して派手ではない役どころに血を通わせ、日本のドラマ界に「バイプレイヤー」という言葉をポジティブな称号として定着させました。彼らの多くは小劇場運動(状況劇場、天井桟敷、自由劇場など)の過酷なアングラ演劇で下積みを経験しており、狭い舞台空間で観客の視線を惹きつけるための強靭な身体感覚を培っていました。その泥臭くも圧倒的なリアリズムは、現在の70代現役俳優たちにもしっかりと受け継がれています。