厳しい追及が予想された謝罪会見が、なぜ「お笑い史に残る伝説」へと変貌を遂げたのか。その最大の理由は、狩野英孝の極度な緊張と、嘘を一切つかない天然なパーソナリティが引き起こした奇跡的な名言(迷言)の連発にありました。
殺気立つ記者陣からの鋭い質問に対し、保身のための弁明をするのではなく、自身の不甲斐なさを愚直に言語化しようとした結果、次のようなシュールなやり取りが次々と繰り広げられたのです。
【記者会見で生まれた主な名言・迷言録】
- 「野生の勘」:相手が22歳ではないのではないかと疑いを持ったきっかけを問われ、「野生の勘というか……なんとなく10代なんじゃないかという違和感があった」と回答。法的な確認責任の重さと「野生の勘」という野生味あふれる言葉のギャップに会場がざわめきました。
- 「感情の高ぶり」:女性との関係性について追及された際、肉体関係の有無について「感情の高ぶりで……そういう行為に至ってしまった」と独特の詩的なフレーズで告白。
- 「相手の父親に確認」:疑惑を晴らすために相手の父親に電話した際のエピソードとして、「お父様から『娘は22歳です』と言われ、父親が言うなら間違いないと信用してしまった」と、相手家族ぐるみの嘘に翻弄されていた事実を赤裸々に吐露。
- 「ウチの実家、神社なんで」:実家の神社(宮城県栗原市の櫻田山神社)の神職資格を持つことへの影響を問われ、申し訳なさを滲ませながら神道への責任を語る姿が異例のインパクトを残しました。
- 「鍵穴にアロンアルファ」:過去の恋愛トラブルや自宅への嫌がらせ被害に話題が及んだ際、淡々と被害事実を述べる様子が悲哀と笑いを誘いました。
約2時間半に及んだ記者会見は、記者の追及に対して一切ごまかさず、分からないことは「分かりません」、至らなかった点は「自分の甘さです」と即答。長時間にわたるノーカットのやり取りは、後にネット上で「記者会見のフル動画が一本の極上コメディ映画より面白い」と評される社会現象となりました。