おうぎ形の弧の長さを求める基本公式は、中学数学で登場する「$\ell = 2\pi r \times \frac{a}{360}$」($\ell$は弧の長さ、$r$は半径、$a$は中心角)です。小学校の算数では「直径 $\times 3.14 \times \frac{\text{中心角}}{360}$」として教えられます。これを無機質な記号の羅列として暗記しようとするからミスが生まれます。
本質は極めてシンプルで、「おうぎ形はピザを切り分けた一部である」という点に尽きます。円が1周で360度であるのに対し、目の前のおうぎ形が何度開いているか、つまり「円全体の何分のいくつに相当するか」を計算しているだけに過ぎません。
例えば、半径が6cm、中心角が60度のおうぎ形があるとします。まずは元の円全体の円周を計算すると「$2 \times \pi \times 6 = 12\pi$」となります。次に中心角の割合を見ると「$60 / 360 = \frac{1}{6}$」です。したがって、求める弧の長さは「$12\pi \times \frac{1}{6} = 2\pi\text{ cm}$」と、ステップを分ければ暗算レベルで即座に答えが出ます。