三宅智子のキャリアを語る上で欠かせないのが、自らがオーナーを務めた飲食店「OKAYAMA DINNING 銀座みやけ家」の存在です。自身の故郷である岡山県の食材や名物料理(デミカツ丼など)を東京・銀座で広めるべく2014年春にオープンし、ファンのみならず近隣のビジネスパーソンからも親しまれました。
店舗では巨大メニューのチャレンジ企画も用意され、自ら厨房に立って接客や調理をこなすなど八面六臂の活躍を見せていました。しかし、数年間の営業を経て同店は惜しまれつつ閉店を迎えています。この閉店について、ネット上では「経営破綻ではないか」といった穿った憶測も飛び交いましたが、実際の背景は大きく異なります。
関係者への取材や当時の状況を総合すると、閉店の主たる要因は「テナント契約の更新タイミング」および「出産・育児との両立における物理的限界」でした。飲食店の現場運営は昼夜を問わぬ重労働であり、乳幼児を抱えながらオーナー兼厨房スタッフとして銀座の店舗を維持することは極めて過酷です。母として子供と向き合う時間を最優先に考え、無理に事業を拡大・継続させるのではなく、発展的解消を選択したというのが客観的な事実です。