育児メディア「ままのて」が実施した初期妊婦への実態アンケート調査によると、茶おりを経験した期間について「1日だけで治まった」と回答した人が最も多かったものの、実際には「2日」「4日」、さらには「7日以上続いた」という回答も数多く寄せられており、排出期間には極めて大きな個人差がある実態が浮き彫りとなっています。
大手ネット掲示板や知恵袋、SNSのコミュニティを調査すると、当事者たちの切実な肉声が溢れています。
「過去に2回連続で初期流産を経験しており、妊娠5週目にトイレのペーパーに茶おりがついた瞬間、恐怖で手が震えて過呼吸になりそうだった。しかし病院で超音波を見てもらうと、胎嚢の横に小さな血腫があるだけで赤ちゃんは元気そのもの。処方された止血剤を飲んで安静にし、無事に出産できた」(30代前半・経産婦)
一方で、痛みを伴わない茶おりから急変した事例も報告されています。
「腹痛が全くなかったので『茶おりだから大丈夫だろう』と数日仕事を続けていたところ、4日目の夜に突然鮮血と激しい下腹部痛へ移行してしまった。病院へ駆け込んだが進行流産と診断された。初期流産は防ぎようがないと頭では理解していても、あのとき無理をせず休んでいればと今でも悔やまれる」(20代後半・初産婦)
産婦人科専門医の現場見解を取材すると、医師側の視点は明快です。「茶おりが出たという事実だけで、即座に妊娠の継続可否を断定することは医学的に不可能です。超音波画像で胎児の心拍が力強く動いているか、胎嚢の変形や剥離がないかを目視確認して初めて正確な診断が下せます。自己判断で『茶色だから100%安全』と過信することも、『茶色が出たからもう終わりだ』と絶望することも、どちらも誤りです」と警鐘を鳴らしています。