ミライが持つ能力の本質は、「触れた対象の時間を未来へと進める(早回しにする)」ことです。この力は人間だけでなく無機物や植物、さらには怪異にまで例外なく作用します。
彼女に触れられた者は、数分から数十年単位で一瞬にして時間を進められてしまいます。作中でミライが学園内を駆け回った際には、以下のような甚大なパニックが巻き起こりました。
・男子生徒や女子生徒が一瞬で白髪の老人に変化する
・幼い植物が一瞬で巨木へと急成長し校舎を突き破る
・建造物や道具が風化・劣化して破壊される
恐ろしいのは、ミライ自身に悪意が全くない点です。「みんなを大人にしてあげる」「楽しいから触る」という純粋無垢な動機で能力を乱用するため、結果として破壊的な被害をもたらします。この小悪魔的な可愛さと、一瞬で他者の人生を狂わせる残酷な能力のギャップこそ、読者を惹きつけてやまないミライの最大の魅力です。