Q1:通常の確率 $P(A \cap B)$ と条件付き確率 $P_A(B)$ の違いがどうしても分かりません。一番シンプルな区別法は?
A1:見ている「分母(全体の広さ)」が違います。$P(A \cap B)$ は「元の世界全体」の中で $A$ と $B$ が両方起きる割合です。一方、$P_A(B)$ は「すでに $A$ が起きた後の狭い世界」の中で $B$ が起きる割合です。世界全体を100人、そのうち $A$ が20人、両方満たす人が10人いた場合、$P(A \cap B)$ は $\frac{10}{100} = \frac{1}{10}$ ですが、$P_A(B)$ は $\frac{10}{20} = \frac{1}{2}$ になります。
Q2:ベイズの定理は高校数学の範囲外ですか?覚える必要はありますか?
A2:公式の名前自体は高校の教科書で大きく扱われない場合もありますが、「原因の確率」というテーマで大学入試問題や共通テストに極めて頻出します。公式を丸暗記する必要はなく、「起こり得るすべてのパターンの確率を合計して分母にし、知りたい特定のパターンの確率を分子にする」という解法パターンを身につけておくことが不可欠です。
Q3:問題文から「条件付き確率を求めよ」という指示をどうやって見分ければいいですか?
A3:「〜のとき、…である確率を求めよ」「〜であることが分かっているとき、…の確率を求めよ」というように、過去や前提として確定している事象が前置きされている表現が決定的な目印です。「AかつBの確率」を求めるのか、「AであるときBの確率」を求めるのか、接続詞と助詞を正確に読み取ることが解法の鍵となります。