かつて観光といえば温泉やスキー、酒蔵巡りが中心だった新潟県だが、現在は「ラーメンを目的に新潟を訪れる」ガストロノミーツーリズムが経済の強力な推進力となっている。新幹線や空港からのアクセス拠点には英語・中国語・フランス語に対応したデジタルガイドが整備され、レンタカーを借りて県内全域のラーメン店を巡るツアーが爆発的な人気を誇る。
地元の経済アナリストは「一杯1,000円前後のラーメンが、宿の宿泊費や地域での買い物を誘発するアンカー(繋ぎ止め)効果を果たしている」と分析する。一杯のどんぶりが、過疎化に悩む地方都市に鮮やかな活気を取り戻しているのだ。